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2014年9月1日月曜日

嫌がるゴマフアザラシ at 二見シーパラダイス

動物は気まぐれです

本日、「日刊 Zoo Ring 動物園・水族館ニュース」の記事をまとめていて気になったのがこちらの記事です。

ゴマフアザラシ。Wikimediaより。著作権情報
この前、ゴマフアザラシの後頭部を掻いてあげたら気持ちよさそうにしていたので、今日、動画を撮影しようとして同じようにやってみた様子です。
動画が公開されているのですが、嫌がられている様子で、スタッフの残念感が伝わってきます。

他園ではアムールトラの事故が

実は本日、Yahoo! ニュースで、トラに親指かまれ、飼育実習生が大けが 天王寺動物園というニュースが扱われていました。

実習生がアムールトラの鼻を撫でようと檻に手を入れたところ、噛まれてしまったという事故です。
記事が短かく、前後関係がよく分からないので、感想を述べるのは難しいのですが。

わざわざアムールトラが興味を示して檻の外の実習生のところに寄っていったのでしょう。
エサがもらえると思ったのか、純粋に好奇心なのか。
実習生の手を噛んだということについても、エサだと思って食べようとしたのか、甘噛みしようとして力の加減を誤ったのか、この記事では分かりません。

いずれにせよ、実習生がトラの気持ちなり力なりを読み誤ったのは事実でしょう。
そういった意味で、二見シーパラダイスの動画と共通するものがあるように思えたのです。

本職の飼育員もやられています

二見シーパラダイスのブログ、楽しいので毎日チェックしています。
よく読むと、実習生ではなく、本職の飼育員さんが、飼育動物に(物理的に)痛い目にあわされていることを示唆する記事が掲載されていることがわかります。

たまたまアムールトラほど(物理的に)力のない動物が相手だったので、ニュースにならずに済んでいるだけで、飼育員さんが(物理的に)傷だらけなのではないかと想像されます。

他の園でも、そうそう状況が異なっているとは思えないのです。

なついている動物もいます

一方で忘れていけないのは、人間に懐いている動物もいるということです。
それで幸せそうにしている動物もいるのです。

動物園も園によって飼育方針は様々です。野生になるべく近い状態にしておきたい動物園もあれば、人との交流に主眼を置いている動物園もあります。

野生に近い状態で動物園で飼育しようとすると動物にストレスがかかってしまうので、いっそのこと、人馴れさせたほうが健康診断もできたりするのでお互いに幸せだという考え方もあります。

節度の問題は難しいのです

猛獣だからといって恐がってばかりいるわけにはいきません。
恐いとばかり思っていては駆除するしかなくなり、それは生態系の破壊、ひいては人間へのしっぺ返しになってきます。

かといって、間違った可愛がり方をしてもいけません。
アムールトラは、多摩動物公園などでも実物を見ることができますが、迫力のある動物であると同時に、顔とかをよく見ると愛嬌があって可愛い動物でもあります。
だからといって、ネコと同じような可愛がり方をしてしまってはいけないのです。

文章にすると簡単なことのように見えますが、恐がり過ぎず、可愛がり過ぎずのバランスはとても難しいものです。
けれども、地球で生活していく限りは必要なことなのです。

妙に説教臭い記事になってしまってすみません。
アムールトラを嫌いになってほしくなくてつい。

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